使われなくなった倉庫を住宅やカフェなどの店舗、オフィスに再利用する倉庫リノベーションをご存知ですか。
倉庫の自由度の高さを生かしてユニークな空間を作れると人気です。
今回は宗像市で倉庫リノベーションを検討中の方に向けて、そのメリットやデメリット、ポイントなどをご紹介します。

□倉庫のリノベーション前に知っておきたいメリットとデメリット

使われない倉庫をリノベーションで一新しようと考える時、そのメリットとデメリットが気になりますよね。

倉庫リノベーションのメリット1つ目は、空間を広く確保できる点です。
倉庫という特性上、一般のマンションや一戸建ての部屋よりも天井が高く、収納スペースが多いです。
その為、通常では叶わないような広さのキッチンやリビングを設置して、開放的な空間を演出できます。

メリットの2つ目は、購入やリノベーションにかかる費用が安いことです。
本来倉庫として利用していた物件は、中古の事務所や住宅を購入するよりも販売価格が低い傾向にあります。
さらに、条件によっては維持費や賃料も節約できるので、同じエリアの一戸建てやマンションよりもお得に手に入れらることが多くあります。

また、仕切り壁などが少なく最初から中ががらんとしており、不要なものを取り除く必要がないので解体費用を抑えられます。
その上で間仕切りや壁を増設して部屋数を増やすことや、建物次第では吹き抜けを作ることも可能です。

一方で、デメリットも存在します。
デメリットの1つ目は、インフラ設備が整っていない場合があることです。
リノベーションの自由度が高いことが倉庫の魅力ではありますが、住居やカフェ、オフィスなどに必須のガスや電気、水道がない可能性があります。
そのため、それらの設備を整えるための費用が必要になるでしょう。

デメリットの2つ目は、断熱性や防音性が低いことです。
倉庫を目的としているので、住むことを目的としたマンションや一戸建てよりは寒く、音が響くことがあります。

1つ目と2つ目の問題とともに配管工事や断熱リフォームが可能かどうかを必ず事前に確認することが大切です。

□リノベーションの際に注意すべきポイント3つ

前述したデメリットやそのほかにも倉庫をリノベーションするには注意すべきことが2つあります。

ポイントの1つ目は、日当たりや風通しが良いかを確認することです。
中での生活を前提としていない場合、通気性や採光性にかけていてオフィスや店舗の環境としては不適切です。
その問題を解決するための窓も、建物の構造上壁の位置や数を減らせず、設置したい場所に窓をつけられないことがあります。
そのため、物件の購入前に必ず確認しておきましょう。

ポイントの2つ目は、さまざまな工事が必要だということです。
インフラ設備を整えることや、断熱、防音のリフォーム、防犯対策が必要になります。
さらに、特に築年数が古いほど耐震性にも不安が残るので、倉庫をリノベーションする際には、物件購入費に手続き費用、リノベーション工事の費用などの資金計画を綿密に立てましょう。

□まとめ

新築とはまた違う良さが沢山ある倉庫リノベーションですが、物件の購入前に注意すべきことがあります。
ただ、内装や外装などのデザイン次第では魅力的なスペースを実現できるという魅力が存在します。
不要になった倉庫がある場合は、ぜひ活用してご自身の理想の空間を手に入れてくださいね。