ペットとの暮らしを快適にするには、人間が快適に暮らすための視点だけでなくペットからの視点も大切です。
無垢の床材を選ぶ場合、その自然な美しさと心地よさは魅力的ですが、ペットとの生活で考慮すべきポイントもあります。
この記事では、無垢の床材の家でペットとどのように快適に暮らすか、その注意点と対策を解説します。
□無垢の床材の家でペットと過ごす際の注意点
*傷がつきやすい
無垢の床材はその自然な質感が魅力ですが、その柔らかさが仇となり、ペットの爪によって傷がつきやすいのです。
犬や猫は、走る際に爪を床に立ててしまいます。
傷がつくことは避けられない場合もありますが、それもこの床材の「風合い」と考え、ペットとの生活の一部として受け入れることが大切です。
*水分に弱い
無垢の床材は水分に弱いため、ペットが室内で排泄した場合、その跡が残る可能性があります。
排泄のしつけをしっかりと行い、万が一の事態に備えて速やかに掃除することが求められますよ。
*滑りやすさに注意
無垢の床材は合板フローリングに比べて滑りにくいものですが、ペットが走り回る際には滑ってしまうこともあります。
滑りにくくするために、ペットの足裏の毛や爪を定期的に切ってメンテナンスしてくださいね。
□無垢床の家でのペットとの生活における対策
・床の汚れや臭いの対策
無垢の床材は水分に弱いため、ペットの排泄物による汚れや臭いが気になる場合があります。
早めに拭き取ること、そして、クエン酸を用いた掃除が効果的です。
ただし、クエン酸の使用量には注意が必要です。
クエン酸を使いすぎるとフローリングが変色してしまったり劣化を進行させてしまったりする可能性があります。
また、中性洗剤を使用することもおすすめですよ。
・傷の対策
ペットが床に傷をつけることは避けられない場合もありますが、それを「味」として受け入れることも一つの方法です。
ほかにも、ヤスリで擦ったり、濡れタオルでアイロンを当てたりすると傷が目立たなくなりますよ。
・ペットの滑りやすさの対策
先ほど紹介した、ペットの体のメンテナンス以外にも滑りやすさに対する対策もあります。
滑り止めのワックスやペット用の滑り止め靴下、滑り止めスプレーなども有効な対策となるのです。
□まとめ
無垢の床材は傷つきやすく、水分に弱い上にペットが滑りやすいという点があります。
汚れや臭いに対してはクエン酸や中性洗剤を用いて、傷に対してはヤスリや濡れタオルとアイロンを使って対策することをおすすめします。
また、ペットが滑りやすい場合、滑り止めのワックスや靴下、スプレーなどで対策してください。
家でペットと快適に暮らすためには、これらの注意点を把握し、入念な対策をすることが必要です。
この記事が、あなたとペットがより豊かな生活を送る一助となれば幸いです。