人間の快適な生活にはストレスを溜めないことが重要ですが、それは大型犬の生活にも同様です。
犬と人間はコミュニケーションを取ることが難しいため、大型犬にとって快適な家づくりを進めるためには犬目線に立つことが鍵になります。
本記事では、大型犬と暮らす家づくりで大切なことをご紹介します。
家族同然とも言える大型犬との快適な暮らしを実現させるために、できる工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

□大型犬と暮らす家づくりで大切なこととは？

大型犬とのコミュニケーションが取れれば良いですが、そうもいかないため、人間が犬目線に立って大型犬にとって住みやすい家を考えることが大切です。
犬目線になってみると、以下のような工夫が大型犬にとって大切だということがわかるでしょう。

 

＊自由に動き回れるスペースを作る

大型犬の身体は大きめですので、廊下の幅を広く取ったり、大型犬専用スペースを用意してあげることが大切です。
人間にも気分があるように犬にも気分がありますので、犬の気分によって自由度を上げるために間仕切りをなくす工夫を施すと良いでしょう。

 

＊生活の中で危険を回避したり将来を見据えた造りにする

大型犬にとって危険なものが多いキッチンや、大型犬に入られて困るような場所はあらかじめ入れないように対策を施しておくことが賢明です。
大型犬も安全に暮らせますし、人間も生活する際に余計な気を遣わなくて済みます。
また、大型犬が歳をとり、足腰が弱くなることを見据え、床材は滑りにくい素材を選ぶと良いでしょう。

 

＊人間の生活も快適になるように心がける

大型犬にとっての暮らしを優先し、人間の暮らしに不自由が生じてしまっては本末転倒です。
特に「ニオイ」は、ご家族にとっては慣れたニオイでも、来客者にとっては不快に感じてしまうことも。
換気システムを工夫し、ニオイ対策も忘れずに施しましょう。

 

□大型犬と暮らす家におすすめの間取り

身体が大きな大型犬に合わせて、外水栓は大きめのものを取り付けることをおすすめします。
また、自由にドッグスペースとリビングを行き来できるように、リビングからドッグスペースの動線を作ってあげることも良いでしょう。

大型犬と人間の双方が気持ちよく暮らすために、ちょっとした工夫は積極的に施していきたいものですね。

 

□まとめ

大柄ですが心優しい気質の持ち主が多い大型犬に寄り添いながら暮らしたい、そのような希望を実現するためには犬目線に立って家づくりを進めることが大切です。
大型犬が気分に合わせて動きやすいように動線を作ってあげたり、足腰が弱ってしまっても安全に暮らせるように床材を滑りにくい素材にするなど、できる工夫は多くあります。

家は基本的に人が快適に住む場所ですが、大型犬も快適に暮らせる家を目指すことで家族もより住みやすい家を実現できるでしょう。