昔に比べ、スマホやゲーム機が進歩して、子どもが外で遊ばなくなったと感じるという声はよく聞きます。
実は、家づくりを工夫することによって、子どもを家の中で遊ばせ、運動不足を解消する方法があります。
今回は、子どもに運動を促し、体づくりができる家づくりをご紹介します。
□子どもの成長に運動は大切
運動遊びは子どもの成長には欠かせず、様々なメリットが期待できます。
このメリットは身体的なものと精神的なもの、社会的なものに分けられます。
身体的なものとして、遊びによる運動刺激を受けることで、体の動かし方や力のコントロールの仕方を身につけ、柔軟性や瞬発力、バランス感覚を養えます。
また、「走る」「ジャンプする」「転がる」「ぶら下がる」「くぐる」「よける」など、様々な動きを会得します。
精神的なものとして、体全体を動かす気持ちよさや楽しさを感じたり、自ら体を動かそうとする意欲を育んだりと、体を動かすことに肯定的な感情を持てます。
他にも、運動による成功体験から、自己肯定感を高められます。
社会的なものとして、友達と一緒に運動遊びを楽しむことで、社会性やコミュニケーション能力を育てられます。
□運動ができる家づくりのアイデア!
先程紹介した子どもの成長は、家づくりを工夫することによっても促せられます。
ここでは、運動ができる家づくりのアイデアを3つ紹介します。
1つ目に、スラックラインです。
スラックラインは綱渡りのことで、幅5センチメートルのベルトの上を歩いたり、跳んだりするため、バランス感覚や体幹、集中力を養えます。
専用の器具を使うことで、屋外のみならず、屋内でも運動できます。
2つ目に、ボルダリングです。
ボルダリングは家の壁やちょっとした柱等に設置でき、腕や足の筋肉を鍛えられます。
体の筋肉以外にも、自分で考えて登っていくことで、判断力や集中力が磨かれます。
3つ目に、うんていです。
うんていは学校や公園に設置されているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
腕を交互に出して、前に進む動きには、握力やバランス感覚を身につけるのみならず、脳を刺激し、知性を伸ばす効果があるとされています。
□まとめ
子どもが健康に育つために、たくさん運動してほしいのは、親の大きな願いです。
そんな願いを叶えられる素敵な家づくりの一例をご紹介しました。
今回ご紹介した、家で運動できるアイデアは、子どもの体づくりだけでなく、大人の運動不足の解消や、子どもとのコミュニケーションの場としても使えます。
素敵な家づくりへの一歩として、今回の記事を参考にしてみてください。