住宅の耐震リノベーションを検討されている方は、価格、施工範囲を把握する必要があります。
何も知らずに施工を依頼すると、費用や施工面で失敗をする可能性があります。
今回は、宗像市でリノベーション事業を行う、ライフスタイルが耐震リノベーションの予算について解説します。
□新しい耐震基準に基づいていない物件には注意が必要
耐震リノベーションという言葉をよく耳にするようになったように、耐震工事の必要性は増しています。
それはどうしてでしょうか。
ここでは、2つの理由を説明します。
第1に、地震の発生リスクが高いためです。
日本は4つのプレートがぶつかる地域であることも影響し、昔から地震大国と呼ばれています。
最近も地震速報が度々出ており、皆さんも実感があるのではないでしょうか。
そのため生活に影響を与えるような大地震がいつ、どこで起きてもおかしくありません。
住んでいる地域に関わらず、耐震工事を行うことをおすすめします。
第2に、建築基準法が変わったことが影響しています。
最初に建築基準法により耐震基準が定められたのが1950年で、それから1981年に新耐震基準に改正されました。
新耐震基準になり規制が厳しくなりましたが、旧耐震基準は震度6以上の地震に耐えられる保証はなく危険であると言えます。
築30〜40年以上の物件に住んでいる人は、耐震リノベーションを検討した方が良いでしょう。
□耐震リノベーション費用の相場について
耐震リノベーションにかかる費用は工事内容によってばらつきが大きく、大体25万円〜200万円となっています。
平均すると120万円〜150万円での実施例が多いですが、工事内容の組み合わせによっては200万円〜300万円になることもあります。
次は、個別事例を見ていきます。
20万円〜25万円の費用でできる工事は、ブレースや接続用金具を取り付けるような工事です。
柱と柱の間にブレースを付けると、床面が補強できます。
おおよそ65万円でできる工事は、家の外壁材を剥がし、耐震パネルを設置し、新しい外壁材を被せる工事です。
工期は短く、柱と土台の結びつきを強くできるため、揺れに強い家にできます。
□まとめ
耐震リノベーション需要が高まっている理由、リノベーション費用の相場を説明しました。
地震に対するリスクが増しており、また古い耐震基準のもとに建てられた物件は特に危険であるため、近年は耐震リノベーションが盛んに行われています。
リノベーション費用はまちまちで、値段によって工事できる範囲が変わるので、ご自身に合ったプランを検討してみてください。