住宅ローンを組む際には、住宅ローン控除を受けるのがおすすめです。
しかし、控除を受けるには条件があり、条件を満たしたうえで必要書類を提出する必要があります。
そこで今回は、宗像市で注文住宅の購入を検討中の方に向けて、住宅ローン控除を受けるための条件と住宅ローン控除に必要な書類について説明します。
□住宅ローン控除を受けるための条件について
まず住宅ローン控除とは、住宅をローンで購入した場合に、ある一定の金額分が所得税から控除される制度のことです。
住宅購入時の経済的負担を減らせるため利用する方が多いですが、控除を受けるためには条件があるため、確認しておきましょう。
まず購入する住宅に関する条件は、自分が住むための住宅であることと床面積が50平米以上であることです。
売ったり貸したりするために購入する際には、控除が受けられないため気をつけましょう。
また、注文住宅を設計する段階では、床面積にも注意して設計すると良いでしょう。
次に、ローンを組む際の条件は、借入期間が10年以上であることです。
控除を受けたい場合は、借入期間が10年以上になるようにローンを組みましょう。
さらに、控除を受ける年の年収が3000万円以下というものもあるため、事前に確認しておきましょう。
□住宅ローン控除に必要な書類について
住宅ローン控除の手続きは、初年度は確定申告ですが、会社員の方は2年目以降は年末調整で可能であるため、必要書類が異なります。
まず初年度に必要な書類は、
・確定申告A、B
・住宅借入金等特別控除額の計算明細書
・本人確認書類の写し
・借入金残高証明書
・源泉徴収票
・不動産売買契約書のコピー
・登記事項証明書
の7つです。
確定申告Aは会社員の方向けで、確定申告Bは個人事業主の方向けであるため、間違えないように気をつけましょう。
本人確認書類は、マイナンバーカードを提出するか、マイナンバーが記載された住民票と運転免許証かパスポートを合わせて提出すれば大丈夫です。
入手方法については、最初の2つは税務署または国税庁のサイトから入手でき、本人確認書類は市町村役場で入手できます。
さらに、源泉徴収票は勤務先から、不動産売買契約書は住宅を購入する際に利用した不動産会社から、登記事項証明書は法務局からそれぞれ入手できます。
借入金残高証明書に関しては、金融機関から送られてくるため、確実に保管しておきましょう。
これに対して、2年目以降は「給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書」と「借入金の年末残高証明書」の2つだけで申請できます。
いずれも税務署や金融機関から発送されるため、自分で入手する手間もありません。
□まとめ
今回は、宗像市で注文住宅の購入を検討中の方に向けて、住宅ローン控除を受けられる条件と、住宅ローン控除に必要な書類について説明しました。
控除を受けることで、かなり負担を減らせる場合が多いため、ぜひ参考にしてみてください。